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国:インド
(India)
  地域:マナリー
(Manali)
★第81回★
 インドの小チベット「ラダック」とゴンパ巡り
 ジャイプールから、「インドの中のチベット」と言われる「ラダック地方」のレーを目指し、丸1日掛けてアクセスタウンの「マナリー」にやって来ました。酷暑期のインドから逃げるように集まってくるお金持ちインド人の避暑地であるマナリーは、夏休みも終わった7月に入ってもかなりの人。
 そんなマナリーに1泊し、目指すは「レー」。低地からいきなり5,000M級の峠越えはかなりしんどかった。吐き気と頭痛、どんなに息をしても酸素が足りず、頭はふらふら。限界に差し掛かったとき、レーに到着。軽い高山病を発症したようで、2日ほどのんびりと過ごす。
 ラダックといえば「ゴンパ巡り」。なかなか簡単には周れない山奥にあるゴンパをローカルバスで周る。幹線道路をバスで乗り繋ぎ、幹線道路からは数キロ歩いて登る、その繰り返し。標高3,000Mを越す、緑の無い乾燥した山肌と大地。真っ青な空と、真上から照らし続ける太陽。汗だくになりながら歩くと、突如現れる宿坊とゴンパ。その風景は本当に美しい。さらに、ゴンパ内に所狭しと描かれた曼荼羅はどれも素晴らしく、時間と労力を惜しみなく使われた事が手に取るように分かった。特に美しかったカシミール様式の仏画を持つ「アルチ・ゴンパ」。数箇所でしか見ることの出来ない貴重な美しい仏画を、いつまでも保存して欲しいと願わずにはいられませんでした。
 そしてラダック観光最大の目玉である「ヘミス・ゴンパ」の「ツェチェ祭」が私達がレーにいる間に開催されました。普段は神聖な空気が漂ってるゴンパが人で溢れ、その真ん中でカラフルな衣装にお面を被った僧侶達が踊る。何より、出し物の多さにビックリしました。
 インダス川の恵みで砂漠のオアシスの様に緑に溢れ、鳥のさえずりが聞こえるような静かで居心地のいい「レー」で、心身ともにリラックスできました。いつかまた来たい場所です。


ラダック地方の最大の祭り

「ヘミス・ゴンパのツェチェ祭」


ラダック「レー」とゴンパ巡りの
写真はこちらから


 小さくて汚めの建物がゴンパ(寺)だった。
 ゴンパは見た目の派手さよりも内部の見事な仏教芸術に驚かされる。


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seka_sora@yahoo.co.jp
7月16日
ラダック「レー」とゴンパ巡り 写真追加しました。
7月16日
インド&ネパール ごはん 追加しました。
7月1日
ヴァラナシ、アグラー、ジャイプール 写真追加しました。
6月18日
ネパール 写真追加しました。
5月29日
インド ごはん 追加しました。
5月29日
コルカタ、ブッタ・ガヤー 写真追加しました。
5月29日
リンク「SMILE EARTH PROJECT」 追加しました。
5月19日
プッタパルティ、ハイダラバード、プリー 写真追加しました。
5月19日
勝手に世界旅行記、ボリビア更新しました。
ビールの種類 現在種類 
インドの中のチベット「ラダック」へ向かう。(7月2日〜3日)
 う〜ん。インドの愚痴ばかり言っているのになかなかインド脱出できない。
 なんだかんだで今回の世界旅行で最も長く滞在した国になってしまった。
 確かインドの国土は日本の十倍、人口も日本の十倍だったはずだから、まともに見て周ろうと思ったら一年あっても足らない筈だ・・・。
 という訳でホームページもインドだけで5回目の更新。
 だけど今回はインドの中でもインドじゃない。「小チベット」と呼ばれる「ラダック」にいってきま〜す。
 とは言うものの馬鹿でかいインド、簡単にはラダックに到着しない。
 飛行機という手もあるのだけど、貧乏旅行の我々は当然陸路。アクセスタウンの「マナリー」からバスを使って5000メートル級の峠(標高5360M、車が通れる峠では世界で二番目に高い峠。)を三つも超えて19時間の超ハードなバス移動。
 酸欠で頭が痛い・・・けど、景色が「ビュ〜ティフル!」美しすぎる。
 心配なのは、ドライバーが19時間運転しっぱなし。道の狭い危険な峠道を無事死なずに通り抜けられるのか・・・?
●ラダックのアクセスタウン「マナリー」はインド人に有名な観光地。こんな田舎町に信じられないほどのインド人が集まっていて驚いた。特に夜が凄い!(写真上)
 左の写真は、マナリーの街角で見つけた中国政府によるチベタンの無差別殺戮に抗議するポスター。
 中国は仏教国だと思いがちだけど・・・共産国家なので「非宗教国」。つまり無宗教。それどころか、宗教のような団体組織は反政府分子と見なされ易いから、中国のチベット自治区はチベット仏教に対する中国政府の締め付けが厳しい。
 歴史的には毛沢東による「文革」で、チベットにある殆んど全てのゴンパが破壊されてしまった。(「文革」は間違いだったと中国政府は言ってるけど・・・)。
 現在では西部大開発のおかげで、良いのか?悪いのか?綺麗に開発(破壊?)が進んでしまっているから、中国で古き良きチベット文化を目の当たりにする事が凄く難しくなってきてしまっている。
 だから、インドのチベット文化圏は古き良きチベット文化に触れる事が出来る貴重な場所。
●峠の茶屋。バター茶もある。(写真右)
●標高5360M。車両が通行できる世界で2番目に標高の高い峠(写真上)
ついにやって来た!インド、チベット文化の拠点「レー」(7月3日)
 かつてのラダック王国の首都「レー」に無事到着!?死ななくて良かった。(汗)
 たどり着いた時、あたりは暗く何も見えなかったから、本当にここが「レー」なのかどうかよく分からなかった。移動疲れもたまってて運転手の言われるがままにバスを降り、宿の呼び込みお兄ちゃんに連れられるがままに暗い小道を通り抜けて宿に着き、そのまま熟睡。 
 翌日、町を歩くと「おおおおお〜〜〜〜!!!」
 ラサのポタラ宮のモデルになったと言われる「レー王宮」が街を見下ろし、遠くには6000M級の山々が嶺を連れ、歩いてる人たちはインド人じゃない!(これが最も重要)。
 日本人の顔にそっくりなチベタンが街に溢れてるじゃないか。(なぜかホッとする。)
 民族衣装に数珠を持ったお婆ちゃんにお爺ちゃん、そして坊さん。
 間違いなくここはチベットだと感じさせてくれる雰囲気。
 「まるで異国(インドではない国)に来たみたい!」
●レー王宮と丘の上に見えるのはナムギェル・ツェモ。(写真上)
ラダックの楽しみ!「ゴンパ巡り」(7月6日〜9日)
 「ゴンパ」って何?
 「ノッポさんと一緒に「できるかな?」に出てた。ウホウホ喋る変な動物?」
 それは、「ゴン太」で・・・。(汗)
 今回僕らが見て周ったのは「ゴンパ」。チベット仏教のお寺です。
 中国では文化大革命の時代にほぼ全てのゴンパが破壊されたから、中国では見れなくなってしまった古くて貴重な仏画(タンカ)や仏像がラダックのゴンパでは見れるとあって、チベット・マニアにはたまらない場所でもあるらしい。
 僕たちは、ティクセ→ラマユル→リゾン→アルチ→リキル→ヘミスと6つの有名なゴンパを訪問。特にラマユルからリキルまでは3泊4日でトレッキングもかねてゆっくりと見学。
 チベット・マニアではない僕たちは、その仏教芸術にどれほどの価値があるのか分からない。
 だけど、すばらしいといわれる物には、それなりの何かが宿っているもので・・・素人の僕らが見ても「おおおおおぉぉぉ〜」と唸らせるだけの凄さがあるわけです。
 特に良かったのは、アルチ・チョスコルのゴンパの壁に書かれた曼荼羅の数々(残念!写真撮影禁止)。
 カシミール地方の職人によって書かれたといわれるこの曼荼羅は、所々でチベタンでないカシミール地方の民族が書かれてたりして、ちょっと他では見られない貴重な代物。
 それだけじゃなくて「アルチ村」も素晴らしい。青い空と茶色い山、緑の木々に金色に輝く麦畑がなんとも印象的な雰囲気を醸し出し、村全体が絵画で描かれた景色のよう。

●ゴンパの壁に書かれた宗教画や仏像。おどろおどろしい感じが密教っぽい。(写真上)
 「ラマユル・ゴンパ」はまるで月の世界のような場所に寺が建てられていることで旅行者に一番人気・・・らしいのだが。
 「ん〜っ」なるほど「月」かもしれない・・・。
 所詮、月に行った事の無い人間が言うことなのでその真意のほどは置いといて・・・。
 乾燥した険しい山々に、青い空、白い雲、インダス川を流れるヒマラヤの恵み。最もラダックらしいといわれる景色は素晴らしかった。
 このゴンパでは早朝に小坊主達が集まって礼拝(プージャ)が行われる。
 その様子は、幼い頃にテレビで見た「日本昔話」のような雰囲気。まじめにお経を読む小坊主もいれば眠そうにあくびを繰り返す小坊主もいるし、全く落ち着きの無い小坊主もいて笑える。
 遠い異国の地で懐かしい日本に触れたような感じがした。チベットの魅力はこう言う所にあるのかもしれない。
●ラマユル・ゴンパ朝の礼拝(プージャ)の様子。(写真上)
 写真左上はダライ・ラマ14世の兄弟がトップ・ラマを勤める「リキル・ゴンパ」。
 メイン道路から5キロほど歩くと写真のような立派なゴンパが忽然と姿を現す。その景色の美しさは思わず言葉をなくしてしまう程。
 「何で仏教のお寺ってこんなに人里はなれた場所に建てられているんだろう?」
 キリスト教やイスラム教なら教会やモスクを中心にして町が作られるのに、仏教の場合どのゴンパも簡単には見つけられない奥ばった場所に建っていて、一つ一つのゴンパを訪問するのに若干骨が折れる。
 これには、いろんな理由があるんだろうけど。現在では、旅行者を喜ばせる完璧な演出。
●リキル・ゴンパのラマ(右)と修行僧(左)右の彼は5歳で出家して現在25歳。英語が上手。お寺の学校では英語の授業がある。(写真右上)
ラダック最大のゴンパ「ヘミス」のツェチュ祭(7月12日〜13日)
 祭りだ!祭りだ!祭りと聞いたら日本人の血が騒ぐ。
 しかも、ラダック最大(日本人だから「最大」とかに弱い)。
 「絶対行かなくちゃ!」滞在予定を少し延ばしてお祭りを見に行く。
 お祭り当日、あいにくの曇り空。レーを出たときには辛うじて雨が降っていなかったのに、ヘミスに着いたときには日本の梅雨を思わせるような嫌な雨が降っていた。
 それでもお祭りは大盛況!地元の人もかなり多いけど、外国人観光客やメディアの多さに驚く。早めに来たつもりだったのに既に人の頭しか見えない。
 カラフルな衣装を着て、坊さんたちがいろんな踊りを披露する。一年で一度の晴れ舞台。観客の多さもあってか坊さんたちの表情は真剣そのもの。衣装に髑髏(どくろ)の装飾が多くて、お面もおどろおどろしい物が多いのが面白い。
 小坊主達もこの日の為に何所で練習をしていたのか可愛らしい踊りを披露してくれる。

          ★いい写真が撮れたので写真見て楽しんでください★


 移動はきつかったけどラダック来てよかった〜!
 チベットに行くのがより楽しみになりました。
次回は、
   ダライ・ラマが住む「ダラムシャラー」とシク教の聖地「アムリトサル」
       38カ国目 パキスタン入国  編
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